緑内障は、何らかの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気で、眼圧の上昇がその原因の一つと言われています。
眼圧の平均値は10~21mmHgですが視神経が弱りやすい人は正常眼圧でも緑内障になる場合もあり、日本人の緑内障では約6、7割程が正常眼圧緑内障です。
原因因子
緑内障の発生因子は眼圧が有名ですがその他にも年齢、遺伝、強い近視、喫煙等多くの発生因子が挙げられています。
緑内障の症状
緑内障は初期段階では自覚症状がほとんどありません。視神経の障害は少しずつ起こるため、「知らないうちに進行している」といったことが多くあります。また視野(見えている範囲)も徐々に狭くなっているため、ご本人は目の異常を感じない場合もございます。
初期段階では自覚症状に乏しいため中期以降に眼科を受診するケースも多くあります。欠損した視野は回復しない為、早期発見、早期治療が重要となります。
緑内障には、眼圧が急激に上昇することで「目の痛み・頭痛・吐き気・かすみ目」といった激しい症状をおこす急性緑内障発作もあります。急性緑内障発作は時間の経過と共に視力が戻りにくくなってしまい、失明に至ることもあります。このような発作がおきた場合は、すぐに眼圧を下げる治療が必要になり、早期の受診が重要になります。
日本人の7割は、正常眼圧緑内障であるといわれております。眼圧の正常値は10〜21mmHgです。
緑内障の治療
点眼薬による眼圧下降、レーザー療法、手術などにより緑内障の進行を遅くさせる方法が主になります。