日本製 多焦点眼内レンズ 勉強会

2024/09/29

当院では、多焦点眼内レンズを以前より取り入れて使用してきました。いずれも外国製の眼内レンズであります。今回、日本製(HOYA)の眼内レンズが発売になり、当院でも取り入れていく方向に検討し進めています。県内でも他院ではまだ取り扱いが無いため、県内初になる予定です。特徴としましては、近見視力の加入度数が強く、近見視力の満足度が上がる可能性があります。外国製は、40cmに照準を合わせているのでそれより少し近方が強くなると体格差の違う日本人に適合し易いと考えられます。

8月28日金曜日に、HOYAの担当の職員に講演を依頼し、多焦点眼内レンズについて詳しく説明してもらいました。多焦点眼内レンズは、遠方はもちろん近方も視力が落ちること無く見えることが大事であります。自覚症状は、患者さん自身に術後にアンケート調査なり、問診で確認してそのレンズの本当の実力が評価されます。

術前に患者さんのライフスタイルを聴取して、患者さんのニーズにできる限り合わせられるように最適なレンズを選択する必要があります。現在は、選定療養という保険と自費レンズの組み合わせみたいな取り扱いなっております。詳しい説明は、外来診察時に行いますので興味のある方は是非受診、相談ください。

当然、ある程度白内障と診断された方が対象となります。万能のレンズではございませんので、術後に必要時には、眼鏡を使用する場合があります。目的は、できる限り、眼鏡無しで生活がおくれれば良いと考えて頂ければ幸いです。

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